足ムズムズ症候群の原因・症状と治療法

日常の対策、治療法

「足ムズムズ症候群」についての日常のケア、治療法ということですが、まずはカフェイン、アルコールなど誘発因子になるものは控えましょう。過度の喫煙なども好ましくありません。カフェインで睡眠を浅くする可能性があるのはわかりますが、飲酒は入眠を誘導するはずだと思うかもしれません。

 

しかし、アルコールを分解する過程で喉が渇いて交感神経が刺激されてしまい、その結果、睡眠が浅くなってしまうのです。

 

お勧めしたいのは脚のマッサージです。特に就寝前のマッサージは効果的で、脚のストレッチをするのもいいでしょう。こうして筋肉のこわばりを取るのが効果的であり、更に股関節周辺のストレッチを含めた体操をするのもお勧めとなります。

 

針灸・漢方薬による治療法もあります。この治療には、新陳代謝の促進、ドーパミンの脳内ホルモン分泌の正常化という効果が期待され、症状軽減につなげます。こうした針灸・漢方薬を望まれる場合は、信頼できる漢方医や鍼灸師に相談するようにしましょう。

 

もちろん、日常のケアに気を配っても症状が改善されない場合もあります。一部のサプリメント、ハーブにも効果があるとも言われていますが、まだしっかりした確証が無いのが現状です。

 

そうなってしまうと、薬の服用となります。基本は、ドーパミン機能促進剤や、抗てんかん薬の一種(クロナゼパム)を少量ずつ使用します。
いずれにしても、この疾患の治療での問題点は、身体所見・検査では異常が認められないことが多い点で、いかにして早く専門医に相談できるかがポイントになるでしょう。

 


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